• 平岡大輔

顧客は浮気したいと思っている


担当の美容師さんが産休に入りました。東京に出てきてから13年、僕のヘアスタイルを作ってきてくれた方です。再来月出産予定ですが、復帰はいつになるかわかりません。

そのお店は銀座にあります。最初の職場の近くだからそこに通っていました。でも職場も変わり、住んでる場所も変わってもずっとそこに通っています。一度気に入ったら継続するタイプなので、気づいたら13年経ってました。

わざわざ美容室へ行くためだけに出かけてる状況だったので、どうせならこの機会に住んでる場所の近くで見つけたいなと思っていました。でも、繋ぎの方を用意してくれていて、なんとなく別の店に行きますと言いづらい雰囲気になっています。

初めて行くお店は不安ですし、元々行ってたお店の後任者であれば、たぶん髪型についての引継ぎも多少はしてもらえているはずだ、と自分を説得し、一旦は今のお店に通い続けようかなと思っています。

ただ、断る気まずさを感じたくない、相手に寂しい思いをさせたくない、というのがこの決定を下している本心だと思います。

同じような状況だった友達は、結局元の担当の人に戻ったという話を聞いたので、新しい人を見つけるというよりは、しばらくは我慢して復帰を待ち望むスタイルが良いのかなと思っています。

接客業の本質

美容師さんはホストやキャバ嬢と同じような職種だと思っています。技術を商品としていますが、本質的な価値はコミュニケーションだと思うからです。

正直細かな技術の差は素人にはわかりません。僕はあまりおしゃべりはしませんが、女性のお客さんを見ていると、美容師さんと友達のように接している方が多いなと思います。ある種友達とは別枠の信頼のおける相手という感じを受けます。

定期的に顔を合わせ、近況を話し合い、人となりを理解してもらっていくことで、自然と情が移っていきます。一度相性が合うと、よっぽどのことがないと別のお店に行くことはないと思います。

常にアップデートを

自社の商品を長く使ってくれているお客さんは、その商品を利用することが習慣づいています。そこまでくるとそう簡単には他の商品に浮気はしません。もししたとしても、習慣づいたものとの違いを違和感として捉えて、元の鞘に収まろうとすることが多いです。

だからといって安心してはいけません。常にもっと良いものがないか?と探してはいるのは事実です。13年担当してもらっていても、しばらく間が空くというイベントが発生したために、近場で良いお店がないかを探そうとしている僕のように、習慣や情よりも優先したいものがあれば、築いたものは覆される可能性はあります。

常にアップデートすることを心がけて、顧客と接していくことによって、顧客の浮気心を抑えることに繋がります。顧客には常に言い寄る相手、あなたから離れる理由があるということを忘れないようにしてください。

#マーケティング

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