• 平岡大輔

広告代理店の提案へ思うこと


広告主と広告代理店との関わり方について言及した記事がありました。IMJというweb広告代理店から三井住友カードへ転職された方が寄稿されたものなのですが、その主張は「広告代理店はよく考えているのに、広告主はよく考えていない。もっと熱を持って事業をすべきだ。」ということだと受け取りました。

広告代理店の人ならこういうことを考えていそうですが、事業主の立場でそう考えているので、素直に受け止められない主張だなと感じました。

実際、広告代理店の人間として提案を作っている時は、「なんでわからないんだろう。」という不満を持っていることもありました。でも、事業側の立場で仕事をしていくうちに、その考えはすっかり無くなりました。むしろ、若かりし自分は何も見えていなかったなと反省しました。

広告代理店の提案が通らない理由

記事では、ちゃんと考えられていない人が、ちゃんと考えて時間をかけて作った代理店の提案に対して、具体的な反論がないまま提案をなんとなく否定するな、闇雲に費用を叩くな、という話が登場するのですが、これは完全に提案側の問題だと思います。

広告主側も暇つぶしで提案を受けているわけではないので、求めている結果が必ずあるはずです。でもそれに対して広告代理店側が応えられていないだけだと思います。もちろん広告主側がその価値を理解できていないケースもありますが、その価値を伝わるように伝えるのも提案側の仕事です。

「良い商品なんだけどなんで買ってくれないんだ?」と嘆いているのと同じ状況です。その価値を相手が感じなければ、そこにその価値はありません。特に広告代理店の提案などは、実施してみないと答えが見えないものばかりです。それを提案時に如何に魅力的に、価値あるものと感じてもらえなければ採用されるはずもありません。

広告代理店の方が熱量を持ってクライアントの事業のことを考えている、その前提で提案を作っているという主張をされていますが多くの場合、広告代理店の担当者たちは複数のクライアントを担当しています。大手クライアントに対しては専任の部署もありますが、それでもクライアントと自社との2社に関わっていると言えます。

複数の企業のことを考えている人間と、1つの企業のことだけ考えている人間と、そこにかける熱量がどちらの方が大きいかは火を見るより明らかですよね。

p.s.

https://markezine.jp/article/detail/29650

連載もののようなので次回記事も楽しみにしています。

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