• 平岡大輔

自己満クリエイティブ


日曜は母の日でした。自分の親にはボケ防止用に塗り絵を贈りました。

自分の息子には母親へ手紙を書かせようと思っていたのですが、ドタバタの中すっかり忘れてしまっており、何事もなく終えさせてしまいました。。昨日の夜、息子から「昨日、母の日忘れちゃってたんだー。」と母親へ伝えていましたが、それで我が家の母の日は終了しました。今週末は奥様の誕生日なので、そっちで挽回しようと息子と話しています。

母の日の啓蒙動画

母の日に合わせた動画作品がSNSでシェアされていました。

東大生が講堂に集められ、いつもとは違う内容のテストを受けます。答案は回収しないので、自分で答え合わせをしてから提出するように伝えられます。そのテストは100問の自分の母親に関する内容です。各々、母親に電話をして、答え合わせをします。

長所はなんですか?子供から言われて1番嬉しかったことは?自分の子供を誇らしく思っている事は?そんな普段聞けないような話を、答え合わせという名目で母親に質問する東大生達。恥ずかしげに質問・リアクションする子どもたち、子供への愛情が溢れた回答をする親たち、二人の思い出を共有しあう二人。今もこの原稿を書きながら泣いてますw

「母の日は、ちゃんと母を知る日にしよう」で締めくくられ、最後に西武・そごうのロゴが出てて終わります。

作品?コンテンツ?

母の日というものを改めて認識させてくれる良い映像作品だなと思いました。ただ、企業にとってはあまり役に立たないコンテンツだなと思います。なぜなら、最後のロゴを別の企業のものにしても成立するからです。

おそらくこの動画を作った目的は、母の日の贈り物を西武・そごうで買ってほしいということだと思います。慈善事業をしているのではなく、小売業をしているので。でも、この5分程の映像作品を見終わった人が、西武・そごうに対して売上をもたらすとは思えません。

母の日推進協会(あるのか知りませんが)のような団体が、母の日の啓蒙をするために制作したのであれば素晴らしいコンテンツだと評価されると思います。でも、母の日を考え直すきっかけを西武・そごうが消費者へ提供したとしても、何の利も得られないですよね。

良いものの定義

これは広告のクリエイターがやりがちな、コンテンツではなく作品を作ってしまう現象です。アーティスト化してしまうとも言います。広告業界という狭い業界内で評されるための作品を、企業の宣伝担当者も支援するクリエイターも求めがちなので起こります。

「良いものを作ろう」という担当者とクリエイターの共通認識の中、「良いもの」の定義が本来の意味とは異なってしまうことで発生します。良いもの=人を感動させるもの、に意識が寄りすぎてしまい、マーケティング=売上をもたらすもの、という認識が欠けてしまっている状況です。

広告予算はマーケティング予算です。マーケティングの目的はセールスをしやすくすることです。提供するコンテンツが全て、ターゲットを顧客化するための布石になっている必要があります

コンテンツを作る時、それがどうマーケティングに寄与するのかを考えないといけませんね。

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