• 平岡大輔

串カツ田中と商品の価値


串カツ田中が全店禁煙を打ち出しました。ファミリー層が増えて、喫煙層が減った影響で、客単価が下がったというニュースを知り、「どげんかせんといかん!」と思い、串カツ田中の客単価を上げたい人たちを集めて飲み食いしに行ってきました。

8が串カツをピクト化したように見えたので、8月8日を串カツの日と勝手に制定して、台風接近中の最中に「串カツ田中の客単価上げ体決起会」を決行してきました。

WeworkやCoinyなど話題のスタートアップ、AIを活用した画像処理サービス、地方企業の創生支援をしている会社など、バラエティに飛んだ仲間たちが集まりました。

串カツ田中の魅力

串カツ田中の魅力はコスパのいい串カツに加え、サイコロの出た目で料金や量が変わるチンチロリンハイボールです。エンタメ性があり、卓が盛り上がること間違いなしの鉄板コンテンツです。ゾロ目が無料、偶数が半額、奇数はWサイズのメガジョッキ(倍の値段)です。

通常ならゾロ目か偶数を狙うのですが、今回は客単価を上げることが目的だったので、奇数を出すのが僕らのジャスティスでした。普段と違う要素を入れることで、よりエンタメ感が高まり、かなり盛り上がりました。

あと僕が気に入っている点として、店員さんの元気良さと愛想良さです。若い人が中心に働いているのもあるかと思いますが、活気のある店内は気分もよく、お酒も美味しく感じます。

商品の価値だけでは不十分

飲食店で提供している商品は食べ物と飲み物です。でも、それを提供する人たちの態度や店の雰囲気が悪いと、同じものだったとしてもまずく感じます。逆に、たいして美味しくないものだったとしても、提供する人や店の雰囲気で満足することもできるということです。

美味しいものを提供するのが本質であり大前提ではありますが、それだけではいけないということを感じさせるためには十分な事例だと思います。

最も売れる商品とは?

多くの企業が商品に愛着を持ち、質の高いものを作ればたくさんの人に買ってもらえると思っています。でも、世の中で最も売れている商品は最も質の高いものではないと思います。マクドナルドのハンバーガーを考えれば理解いただけると思います。

商品の質が悪くてもマーケティングによって、その価値を市場にフィットさせることはできます。騙すということではありません。付加価値によって商品そのものだけではない提供価値を作り出すことで、顧客にとって最も価値のある商品にできるという意味です。

串カツ田中の料理も最高のものではありません。でもコスパと店員さんやお店、そのトータルの価値でたまにいきたくなるお店になっています。

企業が顧客に提供すべき本当の価値を考えれば、自ずとやるべきことは導き出されます。

p.s.

無事に客単価をほぼ2倍にすることができました。

#マーケティング

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