広告代理店の生きる道-adtech tokyo 2015 Gunosyブース-

12/10/2015

12月1日・2日で開催されたデジタルマーケティングのグローバルカンファレンス「adtech tokyo 2015」の数あるセッションの中で見た一端からの感想ですが書き連ねます。

 

グノシーさんのブースで2日目に急遽セッティングされたアドテクの未来を語るパネルディスカッションが興味深かったです。

 

 

アドテクの未来

 

最新のカオスマップを見ながら、今後アドテク業界がどうなっていくのか?をカオスマップ作成者の近藤さん、kauliを辞めて利害関係無く好きにしゃべれる高田さん、Facebook社と世界初の提携で業界の注目を集めているSupershipの宮本さんが語り合う内容でした。

 

記憶に残っている内容として、

・「PMP(プライベートマーケットプレイス)」は、CV重視のweb広告が主流の今の日本の状況では浸透しづらい。広告主側も投資できる企業は限られているし、提案する代理店側もなかなかそこに至れない。

・ビューワブルインプレッションが主流になっていったとしても、この状況からは抜けだせないと思うので、認知獲得・興味喚起のための広告としての利用は拡大してはいかないのではないか?

・ターゲティングの精度がより高まっていくので、その使い方が重要。とはいえ、スケールさせることを考えるとデモグラフィックで配信するのがやはり効果的。

・位置情報を活用したターゲティングは今後広がっていきそう

・グノシーの記事から外部のクライアントサイトへ遷移する際に20ー30%は遷移が停止している(記事は自社のアドサーバーで管理しているため、圏外でも閲覧できるようになっているけど、クライアントサイトは外部サーバーなので遮断されてしまっている)。

・ベンダー側のサーバーにクライアントサイトを設置していくとかも動きとしてはあるのかも。

・動画広告はCPC運用は難しいので、再生完了課金など新たな料金体系を模索している

・獲得重視素材が増えて、動画広告でもディスプレイ広告で起こっているような状況が起こる

などがあります。

 

 

 

リッチな広告にこそ活路がある

ターゲティング精度が高まる、ビューワブルインプレッションが主流になっていく、動画広告が増える、でもそれを活用するためのリッチな広告(レスポンスを獲るものではなくイメージ重視のもの)が登場しづらいことを懸念しているような印象を受けました。

 

ディスプレイ広告もリタゲ主流のように代理店やベンダー各社が広めた結果、まだまだ活用しきれていないケースが多いと思っています。

 

そこに来てビューを意識した広告を今の広告代理店も広告主側も作っていけるとは思えないからです。潤沢な予算を持っている企業は別として。

 

 

これから整うメディア環境を企業の広告活動に生かしていくためには、リッチな広告による興味関心の創出が必要になります。

 

その環境下では、ただでさえレスポンスを取りやすいオンライン広告の畑で育ってきたクリエイターではなく、そもそも反応しづらい人たちを振り向かせ、興味を引き出してきたオフラインのクリエイターの人たちが力を発揮していけると思っています。

 

 

オフラインのクリエイターの人たちがもっとwebを理解し、画像や映像を流す枠としてではなく、WEBというインフラ全体を利用したクリエイティブを推進していくことができ、それを効果検証する仕組みを確立できれば、ネット専業やWEBの施策会社では及ばない価値を広告代理店(広告クリエイター)が発揮できるのではないかと思います。

 

一方で、個人によるクリエイティブ活動も常態化してきているので、8割9割のクリエイターはそれに取って代わっていく動きも予測されます。

 

売るために広告するのでレスポンス広告が主流になるのは当たり前と思いますし、個人的にはもっとレスポンスを取るための広告クリエイティブが出てくると思っています。

 

動画ももっとレスポンス型の広告が増えていくと思いますし、増やしたいとも思っています。

 

売れるネット広告社さんのお陰でDRMの考え方も徐々に浸透してきて、各社が本質的なマーケティングの実践に取り組んできています。

 

代理店が提案してくる施策ありきの考え方ではなくて、マーケティングプランを実現するための施策を探すという本来あるべき形に企業側も向かっているのかなと感じています。

 

 

興味を引く専門家という生き方

 

モノを売るばかりの広告代理店がますます置き去りにされる状況ができる中、企業の事業拡大に寄与できない広告代理店の生きる道としては、これまで培ってきた経験を生かしたイメージ広告による、潜在層の掘り起こしや、無関心層への興味付けだと思います。

 

下手に獲得を重視した提案をするのではなく、広告というものへの思い入れ(勘違いも含め)があるのであれば、それをWEBを活用して最大限の効果を生み出していけば良いと思います。

 

業界の中でどの役割を担うのかを明確にすることで、広告主からも求められる存在になれると思っています。なんでも屋ではなく、「興味を引く専門家」として。

 

いずれにせよ、メディアの転売だけしている営業担当はますます不用になることは間違いありません。

タグ:マーケティング

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