大輔のインフレ

1/25/2016

 

1982年6月、僕は大輔という名前になりました。

 

33年間寄り添ったこの名前をあまり気に入ってません。なぜならこの名前は荒木大輔という高校球児がブームになったことで、当時の親たちがこぞって自分の子供につけた流行りの名前だからです。同じ名前の友達が2〜3人いつもいました。

しかも、僕の場合は複数の候補の中から最終的にあみだくじによって「大輔」が選ばれました。

 

今では笑い話として活用できているので、エピソード自体は嫌いじゃありませんが、あまりにも周りに大輔が多かったので、個性が無い名前のような気がしてます。

 

他の大輔がどう思っているのか、一度集合して話を聞いてみたいもんです。
 

 

優れたネーミングはベネフィットを想起させる

 

そんな名前コンプレックスを持つ僕だからかわかりませんが、ネーミングにはこだわりたいといつも思っています。先日、新商品開発中の事業会社さんから相談を受けた時の出来事です。

 

比較的新しい市場へ参入していこうとしている会社さんで、WEBでの顧客獲得についてどう進めればいいかを相談されました。

 

新規性と即効性のある商材だったので、正直そこまでプロモーションは難しくなさそうな商品です。WEBマーケティングを全面的に任せていただけそうで、自分としても楽しそうなお仕事だなと感じていました。

 

打ち合わせが終わりにさしかかったところで、「商品名って決まったんですか?」と軽い気持ちで聞いたところ、「いや、まだなんですけど、●●●●とかでいいかなと社内で話しています」。

 

それを聞き、売るのが難しくなりそうだと僕の頭は瞬時に思いました。なぜなら「アリナミンEX」のような、成分名をそのまま使った名前にしようとしていたからです。

 

企業としてはわかりやすい方がいいだろうと思って、成分名を前面に押し出そうとしていましたが、「そんな成分誰も知らないですよ」と伝えると、自分たちがとても狭い範囲で物事を考えていたと感じてくれて、僕の指摘に納得してくれました。

 

 

企業は常に自分目線と戦わなければならない

 

そもそも認知されていない成分なので、成分名を商品名につけてしまうと、その成分名の啓蒙から始める必要があります。でも啓蒙にかけられるだけの予算はありません。

 

世間が注目して認知が高まったとしても、その頃には競合がわんさか出てきています。成分名を押し出したネーミングの類似商品があると、商品名でリスティング広告を出した時に競合することになります。これは最も効果的かつ効率的な集客施策が機能しない状況です。

 

また、知られていない商品の商品名は人に覚えてもらいやすく、人に伝えやすいキャッチャーな名前にした方が良いと伝えました。

 

キャッチーなことに加え、直接的に言えない症状や悩み、またはその状態が解決された時の様子など、特徴やメリットを連想させるワードを文字ることをオススメしました。(薬事の問題で直接的には訴求できないと思うので)

 

 

そうすることで、

商品名(成分を連想)→成分を理解→効果を理解→自分にメリットがあるかどうかを検討、という段階的な流れではなく、

商品名(悩みや効果を連想)→効果を理解→自分にメリットがあるかどうかを検討、もしくは

商品名(悩みや効果を連想)→おや?求めている効果があるのかも?、のように

早いタイミングでのベネフィット(買い手のメリット)を感じさせることが期待できます。

 

売り手はどうしても自分たちの商品に目が行きがちです。単純なようで気づかないことがたくさんあります。事業主とは違う視点で物事を見ることが、クライアントにとって自分の存在価値なんだと改めて感じさせられました。

 

p.s.

うちの息子は「大和(やまと)」といいます。決めては、和風な名前、「大輔」の大の字、画数、奥さんの勤務先が大和ハウス。自分の親のことは言えないなと思いました。。

 

 

 

 

 

 

 

 

タグ:マーケティング

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