マーケティング本がマーケティング離れを加速させている

8/28/2016

 

「マーケティングについてどう学べば良いのか?」よく聞かれます。

 

これはとても難しい質問です。なぜなら、その人が持っている知識量やマーケティング活動への関与度に応じて、必要なインプットが変わってくるからです。

 

巷にはたくさんのマーケティング関連本があります。でも、マーケティングをわかりやすく体系的に記したものはほとんどありません。

 

例えば、学術的なものであったり、一部の成功事例を基に書かれた内容であったりします。多くの企業が抱える課題の解決の糸口を見つけるためには「帯に短したすきに長し」です。

 

 

テマヒマの弟子には課題図書を与え、毎週レポートを提出してもらっています。学生なので学術的なかき回しの本にも慣れているかなと思い、「超入門コトラーの『マーケティング・マネジメント」を渡しました。

 

この本は、マーケティングを体系的に学べるコトラー教授の「マーケティング・マネジメント」の要点が整理されており、「マーケティングとはどういうことか?」「どのようなプロセスで実行するのか?」を初心者にもわかるようにまとめられた(とされている)本です。

 

でも実際は、初心者には難しい内容です。僕が読んでもいちいち頭のなかで言葉を変換しながら読み進めなくてはならない、非常に読むのに疲れる本です。

 

 

体系的な内容のマーケティング本がわかりづらい理由

 

1つは、専門的な用語を多用していることです。説明をしやすくするために各内容に名称をつけているのだと思いますが、用語が登場しすぎて頭に全然日入ってきません。言い回しがまた固いので余計にわかりづらくなっています。

 

それを素人の学生に読ませたところ、ページに書かれている要点はまとめられるものの、結局どういうことかはしっかりと理解できてはいませんでした。


0から8章の各章ごとにレポートを出してらっていたのですが、全体像や前後の繋がりが把握できず、断片的で的はずれな解釈をしてしまっているところもありました。

 

今回の課題図書によるインプット&アウトプットで、入門書と言われるもので素人がつまづくところを把握できたので、今後はそれを自社のアウトプットにも生かしていこうと思います。

 

 

もう1つの理由は、中小ビジネスにはあてはめにくい内容になっていることです。

 

多くの企業は中小企業です。特に売上を上げるためにマーケティングを勉強しようとしている人の多くが、これから事業を始める方や中小企業の方だと思います。


業界というくくりでの話が出たり、事例も自動車の話や産業などに話が及ぶような内容にもなっています。

 

もちろん時代の流れなどの視点を踏まえたマクロから見ることは大切ですが、もう少し誰もが想像しやすい領域の話を中心に展開した方が良いと思います。


なぜなら、想像しづらい内容について、自分の想像できる範囲に落とし込めるだけの理解力があれば、そもそもこの「超入門」とタイトルにつけられた本を手にとっていないと思います。

 

「マーケティングとはどういうものか?」「どういうプロセスで実行していくのか?」を紹介している役に立つ本ですが、それが高次元で話されてしまっていることが、このような学術的なマーケティング本の問題です。

 

 

意識的に使える学びの数を絞る

 

実ビジネスに携わっている人がこのようなことを全て頭に入れながらやっているかと言えば、そうでもないと思いますし、複雑化されていることでよりマーケティングをとっつきにくくさせてしまっていると思います。

 

常に意識できることなんていくつかしかありません。そのため、何かを学ぶときはそのいくつかに何を置くかが大事になります。


テマヒマではその「マーケティングを知る上で重要ないくつかのこと」を学べる勉強会をやっています。

 

出張勉強会などもやっていますので、もし社内研修ネタにお困りであれば、お気軽にご相談くださいませ。

タグ:マーケティング

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