マーケティングはテコ

4/25/2017

 

商品にこだわろう、というお話。

 

訪日客のコト消費が増えています。「爆買い」として話題を読んだモノ消費は少し落ち着き、エステやクリニック、ヘアサロンやネイルサロンなどの需要が高まっているようです。


日本の医療設備を当てに人間ドックに訪れる人、日本の整形技術を目当てに美容クリニックに来る人、サービスの質の高さを目当てにエステやネイル、ヘアサロンへ訪れる人が増えています。

 

美容クリニックを経営しているクライアントがいるので、訪日客が下支えする売り上げの大きさを目の当たりにしています。「せっかく日本へ来るので」という理由から大口の商品が売れる傾向にあり、コスパも良いようです。

 

 

最近では観光がてらヘアサロンに立ち寄り髪を切る訪日客が増えているようです。日本のヘアサロンはお客さんのカワイイを引き出す術に長けていると評判の様子。

 

観光名所と違って、美容サービスは一度体験したら終わりということにはなりません。身体の調子も変われば、整えたい場所も増えます。髪も伸びれば、爪も伸びるからです。

 

一度体験して満足してもらえれば、リピートに繋がります。質が高くて安いを売りにできる今の日本なら、年に数回来てもらえる可能性も高いと思います。


国内の顧客より年間の来店頻度が少ないとしても、一回あたりに落とす金額は大きくなる傾向があるので、十分有力客になり得ます。「せっかく来たのでどうせなら」という心理が働くからです。

 

 

タイへ行けば足つぼマッサージ、バリへ行けばスパへ行くのと同じで、日本に行けば美容サロンとなってもおかしくないですよね。特に「カワイイ」という文化を世界に向けて発信しつつあるので、それを体感できる場所としてヘアサロンやネイルサロンはうってつけではないかと感じています。

 

でもそんな海外の方も満足させられる美容技術が普及している日本ですが、普段からその恩恵を得ている当の本人たちは自分たちの外見に満足をしていません。


ドイツの調査機関が世界22カ国で行った外見に関する調査では、自己の外見に対する満足度は調査対象国中最下位という結果になっています。世界の国の中で美的コンプレックスを過剰に持っている国民です。


外見にコンプレックスを抱える人たちが多い国なので、その人たちの満足を得るための美容サービスの質が高まっていったのかもしれませんね。

 

ビジネスチャンスは「差」にある

 

 

当たり前に思っていることが、別の生活圏で過ごしている人からすれば、当たり前でないことはたくさんあります。その差に価値が生まれます。その差がビジネスチャンスになります。

 

海辺の民にとって魚は捨てるほど手に入る食物ですが、山間の民からすると普段滅多にお目にかかれない基調な食物になります。また、痩せた土地で作られた人参と肥沃な土地で作られた人参とでは、同じ人参という食物でもそこから得られる栄養や満足は似て非なるものになります。

 

 

人間ドックが受けられる医療機関や整形手術をしてくれる美容クリニック、髪を切ってくれるヘアサロンや爪をケアしたり付け爪をしてくれるネイルサロンは自国にもあると思います。

 

でも、そこで得られる結果が似て非なるものであれば、時間と距離の制約を取っ払ってでも日本でそれらのサービスを受ける価値があるという判断になります。渡航費用を加味してでも、余りある満足が得られるというくらいの価値の差があるのだと考えられます。

 

マーケティングでレバレッジを最大化する方法

 

 

質の高い商品は顧客側が頑張って近寄ってきます。僕らは普段必死に顧客が如何にして自分たちのことを知り、興味を持ち、自ら欲しいと言ってきてくれる状況を作れるかを考えています。

 

でも、商品自体に高い価値が無ければ、その難易度は格段に上がります。詐欺師たちのテクニックが優れているのは、価値の無い商品を如何に売るかを考え尽くしているからです。

 

僕は「良いものを作れば売れる」は本質的には正解だと思っています。成熟市場では「良いものを作る」だけでは売れないと言われます。「良いもの」の定義が複雑化され、それをつくる難易度が上がるからです。


そのため、「ものはいいのになぜか売れない」と困っている事業社は多いと思います。でも多くの場合、「それが誰にとって良い商品なのか」が無い場合か、そもそもそこまで良い商品ではない場合かだと思います。

 

人の課題を解決したり、欲求を満たせる商品であれば、必ず欲しいと思う人はいます。欲しいと思う人が買って満足すれば、必ず周りの人にもその満足感を共有します。買った商品の満足感を人に伝えることで、賢い買い物をしたという自己肯定感を高められるからです。


なので、これから商品を作るのであればとことんその商品にこだわりをもって、自分の家族や友人に自信を持って売れるような商品を作るつもりで挑んでください。

 

 

マーケティングは結局テコでしかありません。手法面にフォーカスされがちですが、結局人を満足させるのは商品のベネフィット(利便性)です。その商品を通して得られる結果が、顧客の満足を作れなければ売れ続けることはありません。


ビジネスは顧客の創造と継続です。商品の価値がきちんとしたものであれば、その時マーケティングはそれに最大のレバレッジをかける魔法の杖となり得ます。

 

 

参考:http://style.nikkei.com/article/DGXMZO14824780T00C17A4000000

タグ:マーケティング

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