ASP型のシステムをおすすめする理由

5/24/2017

 

今の理想は陳腐化する、という話。

 

男性用の美容商材を製造販売しているクライアントがいます。カートシステムはEC-CUBEを数年かけてカスタマイズしてきているものを使っています。そのシステムがとてもいけていません。


定期販売モデルなのに定期販売仕様の顧客データになっていなかったり、システムが継ぎ接ぎで作っているので複雑化してしまい、挙動が遅かったりと事業運営に致命的な状態にあります。受発注の自動化も為されていない状況。。

 

1番の問題は、それを開発してきた開発者以外はそのシステムをいじれないというなんともお粗末な事態が起こっています。しかもその担当者は社内に在籍しておらず、ちょっとした改修にも数ヶ月かかるような始末。

 

ありえないシステムベンダーの対応

 

 

先日、申し込みページで顧客情報を登録している途中に画面が強制的にページ上部に戻されてしまう事象が発覚し、それを直してもらうことになりました。

 

ユーザー側からすると、急に画面が切り替わるので裏サイトにでも飛ばされたかのような印象を受けます。そのため、そこで購入をやめてしまっている人は結構いるのではないかと思います。

 

その事象を直すのに半月ばかりかかりました。そして極めつけは、改修部分の本番反映で1時間程度サイトを止めないといけないのに、日中しか作業をしてくれないというなんとも顧客を無視した対応です。

 

こちらとしては少しでも損失を少なくしたいので、当たり前ですが影響の少ない深夜作業を望んでいました。もちろん追加で発生するコストも飲む前提です。

 

それにも関わらず、「会社の方針で」と譲らない相手。これまで10数年いろんなパートナーと仕事をしてきましたが、ここまでクライアントを見ていない会社は始めてです。

 

システムへの不安や不足もありますが、この企業姿勢がパートナーとしては許せないので、早々にリプレイスをしたいと考えています。

 

顧客情報の引き継ぎなど、致命的なダメージも想定できますが、この先10年、20年と事業を運営していくにあたって、この企業姿勢のパートナーが事業の根幹を握っているのは癌でしかありません。

 

自社好みの仕様はベストな選択ではない

 


結局、自社の思うような形を求めて追加開発をしていくと、それに携わった人しか状況を把握できず、かつ時代遅れになりがちです。

 

新規でシステム導入を検討しているクライアントがいる時は、僕はASP型のサービスを紹介するようにしています。なぜなら、世の中の必要に応じて機能アップデートがされていき、追加開発コストをかけずに最新の機能を利用できるようになるからです。

 

カスタマイズした自社仕様のシステムは、新築の家と同じようなものです。買った時点が価値のピークで、その後次第に古いものとなっていきます。家族が増えたり減ったりした時に住み替えが難しいという難点もあります。

 

アメリカではITシステムは既製品を利用します。そして、そのシステムに自社の事業を合わせていくのが一般的です。その方がスピードが早いからです。

 

さらに、目まぐるしく移り変わる時代において、どれだけしっかりと要件定義してもそれらは必ず陳腐化してしまいます。その無駄を省くための合理的な判断だと思います。

 

 

現時点で最終形が見えていて、そのための潤沢なお金があるのであれば、それを目指すのも良いとは思います。でも、もしそんなシステムを作れたとしても現時点の事業にはオーバースペックなシステムになるのは明らかです。

 

なので、あまり”今の”自社の求める形を優先しすぎない方が僕は良いと思っています。

 

事業も会社も生き物です。その時々に応じた適切なシステムを利用できるようにしておくのが、先の見えないビジネスの海を航海するためには必要だと思います。

タグ:マーケティング

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