「個人の感想です」の事実

8/9/2017

 

買い手は自分の都合の良い情報しか見ていない、というお話。

 

景表法に関する消費者庁のレポート(打ち消し表示に関する実態調査)が出ています。景表法とは簡単に言うと、広告で嘘を言ってはいけない、誇大表現をしてはいけない、というものです。嘘は言ってなくても、勘違いをさせてしまうのもいけないとされています。

 

健康食品や化粧品など、効果に個人差のある商品の広告では特に注意が必要とされています。顧客の声を使って「個人の感想です」と打ち消し表示をしている広告(LP)がよく見ると思います。あれは、特定の人が得られた効果をその商品が万人に対して与える効果ではないということを明言しておくための表現です。

 

できるだけ「個人」ではなく「みんな」と捉えてほしいと思っている発信者側は、打ち消し表示をできるだけ目立たなくさせたいと考えています。そのため、人の認識できない大きさのフォントを使ったり、抜き文字にして見えづらくしたりしがちです。

 

 

打ち消し表示に対する読み手の感想を集めた実験結果で興味深かったのは、「個人の感想です」と表示した時としなかった時の、読み手が受けた印象にさほど違いがなかった点です。

 

人によっては、きちんとわかりやすく説明してくれていることに対して信用ある企業だと思ってくれる場合も有ると思います。であれば、きちんと情報を伝えた方が、よりプラスの結果を導くこともできるのではないかと思いました。

 

不都合を隠すことで顧客の役に立っている場合もある

 

 

 

キャンペーン料金の適用条件などもわかりづらくされがちです。オプションが必要だったり、利用期間が決められていたり。これは本当にひどい。そもそもわかりにくい料金体系を作っている保険とか携帯電話とかは消費者を騙そうとしていると思われても仕方ないくらいです。

 

そういう情報提供の仕方をしている企業は、気づかれると不都合だからそうしています。結果的に勘違いした顧客が泣き寝入りします。もちろん利用規約に書いてある」という主張は法律上の過失はありません。でも、顧客との関係をつくるという視点では間違った対応だと言えます。人ではなく、売上という数字で商売をしています。

 

ただ、その方が事業を拡大させられているという事実がそうさせているのも間違いないと思います。それは売り方はなんであれ、実際にその商品を利用して満足する人たちがいるからです。

 

買うまでは疑いの目を持っています。買った後は転じて信用の目に変わっていきます。なので、疑いの目を外して、購入をスムーズに導くという意味では正しいやり方だと思います。

 

本当に良い商品なのであれば、売ってあげることが相手にとっての良いことです。それは忘れないようにしてください。

 

参考:http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_170714_0002.pdf

 

タグ:マーケティング

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