とにかく売る重要性

1/10/2018

 

渋谷に着いたのが12時過ぎ、午後の予定まで少し時間があったので、ランチを食べて帰ることにした。極力炭水化物を避けるようにしているので、肉系のお店を物色。オフィスまでの帰り道だと選択肢は2つ、ちょい高のローストビーフ丼やハンバーグを出しているお店か焼肉屋。どちらも人気店なので、12時を過ぎたタイミングで入店するのは至難の業だ。案の定、どちらも満席。でも今日は外でランチをしよう、と決めたので諦めるわけにはいかない。オフィスの手前まで来た足を返して、また飲食店の並ぶ方へ向かっていった。

 

普段あまり行かない通りに入ってみた。ランチメニューを出している居酒屋が見えた。チキンステーキ、チキン南蛮など鶏肉料理をメインに豚の生姜焼きなど、いたって普通だがハズレのないラインナップだった。

 

ランチ難民化していてた僕はこの日の終着地としてその店を選んだ。細い階段を下り、居酒屋にありがちな引き戸を開け、店内を覗く。カウンターとテーブルで30席くらいの広さのお店は、今入ってきた様子の客で溢れかえっていた。

 

おじさんが調理し、おばさんが給仕をする、年季の入った感のある雰囲気に「これは当たりを引いたかもしれない。」と期待が高まった。ただ、僕の心を不安にしたのは、おばさんの目がこれ以上の来店を拒んでいる目だったことだ。

 

招かれざる客として入店するのは、こちらとしても気分が悪いものだ。でも、終着地をこの店にしようと決めたからには引き下がることはできない。カウンター席に陣取り、メニューの物色を始めた。開口一番、「チキンステーキは終わりました。」と知らされる。目星をつけていた商品が無いことを知り、若干の雲行きの怪しさを感じるも、無難なメニューリストの中から、少しお店の独自性が感じられるかなと思われるチキン南蛮を選んだ。

 

店に入り切らない人が次々と訪れる。「この混み具合は尋常じゃない。正月明けのこのタイミングに、みんなが食べたいランチがここにあるんやな。」と期待に胸をおどらせる。

 

10分ほど経っておばさんがお茶を出してくれた。この混み具合と混乱具合を見れば、それくらいは許容できる。待たされれば待たされるほど、極上のチキン南蛮が口の中に広がる。

 

入店から30分ほど経ち、待ちに待ったチキン南蛮が運ばれてきた。一口カツサイズの塊が4つ、よく知っているタルタルソースとは違う白い液体がかかっている。「なんやこれ。」と思いつつ、ご飯を減らしてほしいと調理場のおじさんに頼んだ。おじさんはノリの良い感じで、半分ほどに減らしたご飯を持ってきて、「もっとたくさん食べろよ!」と言わんばかりに、笑顔で肩を叩いてきた。こういうコミュニケーションはきらいじゃないので、いいお店だなと思った。この瞬間までは。。

 

僕の知っているチキン南蛮とは違う物体を口に運んだ瞬間、悲しさと憤りがこみ上げてきた。チキン南蛮とは到底思えない、ガチガチの衣と鶏肉。胸肉やし。フレンチドレッシングをそのままかけたようなソース。材料が無くなったから間に合わせてで作ったんじゃないかとしか思えない料理。出された料理に罪はないので、全部食べたけど、ガチガチの胸肉を4つ食べきるのは今年1番の苦行だった。

リピートして始めて顧客

 

 

雰囲気や混んでいるという現象によって、そのお店が良いお店だという錯覚は起こります。そういうものを意図的に作るというのもマーケティングの手法としてはあります。でも結局、商品がイケてなければ顧客は付きません。

 

初回の購入は期待値に対する行動です。2回目以降は商品に対する信用による購入です。ビジネスは顧客を創造して維持する活動です。1回目の顧客は見込み客と捉えてプロモーションを展開する方がベターです。

 

ただ、まず手にとって試してもらわなければ、商品への信用も生まれません。期待と違ったと思われても、まずはとにかく新規を取ることが大切です。

 

タグ:マーケティング

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