人の興味を引くための2つの要素

7/22/2019

 

吉本興業さんが世間の注目を集めている影で、ネットの世界では別の炎上事案が話題になっていました。Youtubeで人気の「レペゼン地球」というDJユニットの代表を務めるDJ社長の炎上商法です。

 

所属する女性アーティストがDJ社長からのパワハラをTwitterで公表し、SNSを起点に情報が拡散されていきました。執拗にホテルに誘ってくるDJ社長からのLINEのキャプチャを公開したことで、拡散性が上がり、世の中のネガティブの矛先となり大炎上しました。

 

”人気Youtuberによるパワハラ・セクハラ”ということで、レペゼン地球を知らない人たちにもこのニュースが広まっていきました。僕自身も「あー、やりそうやもんなー。終わったなー。」と思ってました。

 

レペゼン地球は夏に行うイベントに向けて春から活動休止をしていたところだったので、ファン達の間では「どうなるの?」という空気が漂っていました。

 

そしてその数日後、丸刈りにしたDJ社長による動画が公開されます。パワハラ・セクハラについての謝罪動画かと思いきや、動画はミュージックビデオへと切り替わります。

 

その楽曲は今回の騒動が全て仕込みだったということ、自分たちの炎上商法に世間がまんまと騙されて、レペゼン地球のことを広告しまくっていたことを伝えるためのものでした。

 

楽曲自体はマキシマムザホルモンという人気バンドのものをパロディ化したもので、最後に御本人も登場して、「パワハラ・セクハラはだめ」というお叱りを受けるというオチで終わるよくできたミュージックビデオでした。

 

MVが流れたあと、DJ社長はハゲ頭を引き剥がし、レペゼン地球の復活を宣言し動画は終了。

 

これを見た時、「うまいな〜」と思いました。完全に世間を手中に抑えた企画インパクトの大きさに脱帽でした。

 

うちの奥様も「DJ社長て人サイアクやな〜」とか言っていたくらい、これまで認知させることができなかった層にまでその存在を伝えることができています。

 

認知のとり方がよろしくないという考え方もありますが、もともとおふざけ動画で知名度を得ている人たちなので、手法としてやんちゃなことをしても違和感ありません。

 

それに対しておもしろいなこの人達と感じた人は興味を持ったと思いますし、おそらく元々のファンからの好感度はより高まったのではないかと思います。

 

 

ただ、その数日後、今回の炎上商法動画を取り下げる発表がありました。パワハラ・セクハラをネタに使ったことに批判が集まり、今回の企画に協力してくれたマキシマムザホルモンにまでその矛先が向く状況が起こります。

 

そこでDJ社長も改めて謝罪し、炎上商法動画を削除するという対応に至りました。

 

おそらくマキシマムザホルモンに影響を及ぼしてしまっていることが削除に至った大きな要因だと思います。レペゼン地球だけなら、それで離れていくファンは気にしないと思うからです。

そういうことを鑑みると、まともな人達だなと思うところもあります。

 

今回企画取り下げにまで批判が出てしまったのは、「騙された!くそ!」と感じた人が多かったからだと思います。それだけ秀逸な企画だったと評価できます。(パワハラ・セクハラをネタにしたということの是非は置いておいて)

 

人を動かす2つの要素

 

 

人の注目を集める、興味をもたせるためには、「緊張」と「緩和」が必要です。ボケとツッコミと言っても良いと思います。

 

予定調和を提供しても人は感心を持ちません。脳は省エネ派なので知っていることをスルーするからです。今回は見事に人を動かす要素が揃っていました。

 

緊張=所属アーティストからの社長のパワハラ・セクハラ告発

緩和=炎上商法動画によるすべてウソだったという発表

 

企画を作る時は、世の中の「当たり前」に沿ったものではなく、それをどう崩すか、違和感を作るか、ツッコミどころを作るかということを念頭において考えると、人の気をひく企画を作れます。

 

今回の企画は、元々ある緊張に対して緩和を与えたものではなく、緊張自体も自分たちで作り出しているところが秀逸なポイントだったと思います。(ネタの是非は置いておいて)

 

 

見込み客の興味を手に入れたいと思っているなら、まず目立たなければいけません。そのためには、業界で当たり前に行っていること、自社で毎年行っていることに異論を唱えるところから始めてみると良いと思います。

 

タグ:マーケティング

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