アイドルオーディションで見たストーリーの力

8/15/2018

 

韓国のオーディション番組「PRODUCE48(プロデュース48)」には、日本のアイドルAKB48グループのメンバーが参加している。視聴者が投票してデビューするメンバーを決めるという内容だ。

 

韓国のアーティストはデビューまでに相当のレッスンを行い、デビュー時点では完成形として売り出される。一方、日本はそこまでパフォーマンスのクオリティは高くないが、かわいさやキャラクターでファンを掴んでいる。

 

力の差は歴然で、韓国勢の独壇場になるかと思われたが、実際には数名AKB勢も上位に食い込んできている。彼女たちはオーディションの過程で実力をつけ、その成長ぶりによって興味を引き順位を上げてきている。

 

韓国国民の心を掴むためには、歌や踊りなどのパフォーマンス力が高くないとダメだという固定概念が崩れつつあるようだ。

 

このことを伝える記事を読んで、改めてストーリーの人の心を動かす力の強さを感じた。

ストーリーの正体

 

 

「ストーリーは大切だ」ということは良く耳にする。だが、ストーリーとはどういうものなのか、それを明確に定義づけできていないことが多いように感じる。

 

10年以上にわたり物語を研究してきたケンダル・ヘイブン氏によれば、ストーリーとは「重要な目標を達成するために障害を克服していく登場人物の話」である。

 

これはAKBなど日本のアイドルを語る上で、外せない要素だと思う。未完成な少女たちが少しずつ大きなステージで公演をし、メインのポジションを争い切磋琢磨し、新メンバーの加入など自分のポジションを脅かす状況にも負けず努力し、スターへと登っていくこの過程が力強いストーリーとしてファンを魅了している。

ブランドのストーリー

 

 

企業活動においてもストーリーとして起きた出来事を羅列していることがあるが、ストーリーとはただ過去の出来事ではない。

 

目標を共有し(AKBなら選挙で1位になってセンターを獲る)、困難を乗り越え(AKBならポジション争い、グループの移動、選挙での順位低下)、結果的に目標を達成することをゴールとしている。その過程にファンはのめり込み、好きになり、応援してくれる。

 

企業やブランドにおいても同様のことが言える。ブランディングという言葉は容易く使われがちだが、その根幹にはストーリーが必要だ。そのストーリーに共感し、目標を達成するための過程をプロダクトを通して、ファンとなる顧客と共有しながら、目標達成へと向かっていく。

 

実際には、自分たちの主張だけを広告などによって打ち出しているだけのブランディングまがいの活動が多い。まず重要なのは、目標となる企業のテーマをプロダクトによって体現し共有することだ。

 

 

参考 https://globe.asahi.com/article/11660753

 

 

 

 

タグ:マーケティング

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