TVCMのオンラインストア

11/13/2018

 

TVCMの枠をweb上で買い付けられるサービスが登場しました。

 

個人的には代理店にいたときから、各媒体の空き枠をweb上で買い付けられるサービスがあれば、人を介して無駄なことをしなくていいし、わざわざメディア担当者のご機嫌取りをしながらメディア情報をかき集めることも無くなるし、知りたい時に知りたい情報を得られて生産性上がるのに、ということを考えていました。

 

でも、業界内にいるからこその実現のハードルの高さも感じていて、電通さんが船頭に立って旗振りするくらいのパワーがないと実現は難しいだろうなと思っていました。

 

そんなことをモヤモヤ考えていた当時から6年以上が経ち、「ついに来たか!」という感じで、そのニュースの詳細を見て、「そうきたか!」という驚きと、「それじゃあなぁ…」という若干の落胆を感じました。

15秒スポットが10万円〜

 

 

運営主体はオンライン印刷のラクスルさんです。TVCMは日本テレビの放送枠。両社の共同事業のような形でした。タイムテーブル上の空き枠を選択してカートに入れて購入できるという流れです。

 

手軽にTVCM枠を買い付けられるので、局担と呼ばれるTVのメディア担当経験者からすると「本当にそんなことで完了してしまうのか…」という感じがします。

 

1本10万円程度で買い付けられる枠があり、TVCM出稿経験のない企業からすれば、「え!そんな価格で買えるの?出したい!」というリアクションになると思います。多くの企業の決済者はTVに育てられた世代なので、自社でもTVCMを出してみたいという願望は少なからず持っているからです。

 

タイムテーブルを詳しく見たわけではありませんが、通常スポット枠として代理店へ販売している枠の場合、直前まで枠の移動が発生したり、局の編成の都合で移動させられたり、はたまたCM枠の管理をしている担当者の都合で移動させられたりもします。もちろん代理店都合というのもあります。

 

そういう生き物のようなCM枠を事前に押さえて固定させることは難しいと思っています。おそらく、毎月切り売りしているタイム(番組のCM枠)の空き枠を提供しているのだと思います。

 

売れ残っていて、代理店にも売れず自社広告を流して処理していたりする枠を開放してるのかなと。中小代理店が枠を買い切りして、それを格安でセールスしているのと出稿形態としては近い印象です。(ラクスルさんはノーリスクですが)

TV局側の作業負担懸念

 

 

そもそも単発で何本かCMを放映しても、TVCMに期待できる効果を得られるはずはありません。やったという事実を作るため、企業の自己満のためには活用できるかもしれません。

 

「TVCM放映中」という文言をweb広告のコピーにつけるとか、出稿自体をコンテンツ化する使い方は意外とありなんじゃないかとも思ったりしています。

 

思い出出稿的な企業がたくさん集まって審査の手間がえらいことになるんじゃないかと勝手に懸念しています。TVCMはweb広告と違って、必ず何かを出稿しなければいけないので、素材進行の事故などが起こらないことを切に願います。

 

 

参考 https://tvcm.raksul.com/store?fbclid=IwAR3renqDSo0pWp78kYHfpEcrhj31Z_8iKyXQM0Mi_3Y5yY_nE9txrE4TUzU

タグ:マーケティング

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